ちょっとした散らかりや配線のゴチャつきは、探し物・ミス・作業停滞の元。100均アイテムを活用すれば、低コストで「置き場所」と「見える化」を一気に整えられます。ここでは事務所で使いやすい定番を、用途別に厳選して紹介します。
こんな課題に効きます
- 書類・備品の所在がバラバラで探す時間がかかる
- デスクやカウンターの配線が絡まりやすい
- 使った後の「戻し先」が曖昧で散らかる
選び方のコツ(共通)
- サイズを先に決める:置き場所の内寸を計測(幅×奥行×高さ)。A4/ハガキ/名刺など紙サイズ基準が便利。
- 色は2色まで:白&透明などに絞ると「見た目スッキリ+探しやすい」。
- ラベル運用:前面右上にラベルを統一貼付。名付けは「名詞+用途」(例:領収書/当月)。
おすすめアイテム
1)収納ボックス・トレー
- A4フタ付ボックス:書類の一時保管・回収ボックスに。
例:「提出書類/当日回収」「レシート/週次仕分け」 - 浅型トレー:文具の定位置化(ハサミ・ホチキス・印鑑)。引き出し内の仕切りにも。
- 仕切り付きケース:レジ周りの小銭袋、領収書控え、印紙などの細かい区分けに。
コツ:棚1段=「受付」「会計」「郵送」など機能で段を分けると、誰でも迷いにくい配置になります。
2)コード整理グッズ
- 面ファスナー結束バンド:PC・電話・レジ・プリンターのケーブルを束ねる定番。付け外しが簡単。
- ケーブルクリップ/ホルダー:デスク天板のフチに貼り、充電ケーブルの落下防止。
- ケーブルボックス:電源タップと余長ケーブルを隠して見た目スッキリ&掃除が楽。
コツ:電源タップには「使用機器名」をテプラやマステで明記。トラブル時の切り分けが速くなります。
3)文具小物
- マグネット付きクリップ:金属面(棚・ホワイトボード)に貼り、回収物・伝票の仮置きに。
- インデックス付箋:日次/週次で一時マーキング。剥がし跡が残りにくいタイプが○。
- カラーマスキングテープ:色でエリア区分(赤=未処理/緑=完了など)。仮ラベルにも使える。
- 小分けジッパーバッグ:予備鍵、USB、予備インクの防塵・見える化に。
まずはこれだけ!スターターセット
- A4フタ付ボックス ×3(当日/今週/保管)
- 浅型トレー ×2(共用文具/印章・レジ周辺)
- 面ファスナー結束バンド ×1、ケーブルクリップ ×1、ケーブルボックス ×1
- マグネットクリップ ×2、インデックス付箋 ×1、カラーマステ ×1
- ラベル用テープ or ラベルシール ×1
配置の基本レイアウト例
- 受付カウンター:「提出書類」ボックスを手前右、「返却物」トレーを左。ペン立ては中央奥。
- レジ・PCデスク:天板裏にケーブルクリップ、足元にケーブルボックス。電源は壁側へ。
- 共用棚:上段=よく使う(当日/今週)、中段=備品、下段=在庫・予備。
運用ルール(散らからない仕組み)
- 定位置化:全アイテムに住所(置き場所名)を付ける。
- 定数化:共用文具は「1セットだけ」。増えたら元の場所へ戻す。
- 定時化:毎日閉店前3分のリセット(当日→今週へ移し替え、机上ゼロ)。
注意・安全ポイント
- ケーブルボックスは放熱を妨げない設計を選ぶ。高温になる機器の密閉はNG。
- 重い書類を入れるボックスは耐荷重を確認。高所には軽い物だけ。
- 個人情報・金券類は透明ボックスに置かない。施錠可能な保管へ。
まとめ
100均の「サイズ合わせ」「色統一」「ラベル運用」だけで、事務所は驚くほど使いやすくなります。まずはスターターセットから始め、現場の動線に合わせて少しずつ最適化していきましょう。

