はじめに:照明ひとつで「空気」が変わる

風俗店の内装において、「照明」は単なる明るさの確保だけでなく、空間の印象やお客様の心理に大きく影響する重要な要素です。特に“色温度(光の色味)”によって、店舗の雰囲気は大きく変わります。
今回は、色温度の違いが与える印象の変化と、店舗に合った照明選びのポイントをご紹介します。
1. 色温度とは?

色温度とは、光の色味を数値で表したものです。単位はK(ケルビン)で表記され、数値が低いと暖色系(オレンジ寄り)、高いと寒色系(青白い光)になります。
- 3000K前後:暖色系(電球色)
- 4000〜5000K:中間色(温白色)
- 6000K以上:寒色系(昼光色)
2. 暖色系の照明が持つ“安心感”

3000K前後の暖色系照明は、落ち着いた・あたたかい雰囲気を演出するのに適しています。ラウンジや待合室に使うことで、初めて来たお客様にも安心感を与える効果があります。
また、キャストの肌も健康的に見えやすく、柔らかな印象を与える点でもおすすめです。
3. 寒色系の照明が“清潔感”を演出する

6000K以上の寒色系照明は、明るくクールな印象を持ち、清潔感やシャープさを出すのに効果的です。受付カウンターやトイレなどの清掃状態をしっかり見せたい場所に向いています。
ただし、冷たく感じられることもあるため、使いすぎには注意が必要です。
4. 色温度の“使い分け”が鍵

全体をひとつの色温度で統一するのではなく、スペースごとに最適な照明を使い分けることが、心地よい空間づくりのコツです。
- 受付や廊下:昼白色〜寒色系
- 待合室やキャスト控え室:暖色系
- 施術・接客スペース:中間色
このように照明を“設計する意識”を持つことで、店舗全体の印象が格段にアップします。
まとめ:照明も“接客”の一部

照明は空間の雰囲気を作るだけでなく、来店者の心理にも大きく影響します。
お客様が安心し、キャストが気持ちよく働ける空間をつくるために、照明の色温度にもぜひ目を向けてみてください。照明もまた、立派な「接客ツール」のひとつです。